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[季節] 晩夏(7月)         植物季題
 
[季題] 沙羅の花(しやらのはな/しゃらのはな)
 
[副題] 沙羅の花(さらのはな)  夏椿(なつつばき)
 
 

 夏椿の花である。
 
 木肌の滑らかな高木で直径4cmほどの椿に似た白色の五弁花を開く。
 
 花は一日花で翌日までには落花している。
 
 山地に自生し庭園や並木にも植えられる。
 
 樹皮は黒を帯びた赤褐色で薄く剥がれるがれる。
 
 釈迦入寂時に散ったというインドの沙羅樹とは別種であるが庭に植えられている寺院もある。 
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沙羅の花の俳句 清月歳時記/野田ゆたか編7月 july haiku植物俳句のページです。例句は、インターネット俳句清月俳句会の投句及び廃刊俳誌「引鶴」の雑詠句或いは芭蕉俳句などから有季定型俳句・伝統俳句作品を抽出しています。京都清月庵 木津川市 大阪清月庵 枚方市。編者の野田ゆたかは清月句会を主宰です。noda yutaka[季節] 晩夏(7月)植物季題[季題] 沙羅の花(しやらのはな/しゃらのはな)[副題] 沙羅の花(さらのはな)夏椿(なつつばき)副題『夏椿』の例句ページへ リンク夏椿の花である。木肌の滑らかな高木で直径4cmほどの椿に似た白色の五弁花を開く。花は一日花で翌日までには落花している。山地に自生し庭園や並木にも植えられる。樹皮は黒を帯びた赤褐色で薄く剥がれるがれる。釈迦入寂時に散ったというインドの沙羅樹とは別種であるが庭に植えられている寺院もある。<例句>/沙羅の花の俳句 姫沙羅を鉢に咲かせて尼御前 西崎佐知/沙羅の花の俳句 沙羅散るやタ勤行の鉦の音に 岡村紀洋/沙羅の花の俳句 落ちて笑み錆びて汚れぬ沙羅の花 門田窓城/沙羅の花の俳句 沙羅落花鑑真廟の苔の上 松山寿美/沙羅の花の俳句 沙羅咲きし故郷すでに親のなく 南部静季/沙羅の花の俳句 名園の名残りの沙羅に朝の風 近藤清女/沙羅の花の俳句 純白を守りて沙羅の花の終 竹内恵美子/沙羅の花の俳句 昏れて落つ花とし生れ沙羅の花 宇都宮美智子/沙羅の花の俳句 開け放ち沙羅咲く寺の法話かな 阿部陽子/沙羅の花の俳句 沙羅の花咲かせ楼門開放す 奥田不二子/沙羅の花の俳句 三成の墓碑いくとせぞ沙羅の花 池下よし子/沙羅の花の俳句 玉垣に零るる沙羅の白さかな   有馬やえ/沙羅の花の俳句 沙羅の花咲かせ武家町海鼠壁 松野芳子/沙羅の花の俳句 沙羅咲かせ極楽浄土模す寺に 水野恵以/沙羅の花の俳句 海に向く寺は静かに沙羅の花 川口善美/沙羅の花の俳句 南朝の二坊残りて沙羅の花 竹中三津子/沙羅の花の俳句 咲き残る沙羅の梢に雨意の風 近藤清女/沙羅の花の俳句 沙羅の花落ち敷く門の夕まぐれ 伊藤悦子/沙羅の花の俳句 沙羅の花寺を親しきものとして 野田ゆたか