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[季節] 晩夏を主に三夏(7月を主に5月から7月)生活季題

[季題] 海女(あま)

[副題] 海女の笛(あまのふえ)  磯なげき(いそなげき)
 
 
 海に潜り鮑・拳螺などの貝や海藻類を採り生活をする女性で夏を最盛期にして春から秋にかけて仕事をする。

 古くは蜑部(あまべ)と呼ばれる部族の男が今の海女の仕事をしていたが今では廃れた。
 
 今では潜るのは女性に限られるようになった。

 海女には磯海女と沖海女がある。

 磯海女は陸近く比較的浅い海で大きな桶を浮かべ腰綱を桶に結びつけて潜り単独で漁をする。

 沖海女は船で沖に出て船に腰紐を結びつけて潜り合図により夫や舸子が引っ張り浮上や乗船の手助けをする。
 
 海面に浮き上がった海女たちは口を細めて息を吐き出す。
 
 その音を沖海女では「海女の笛」といい磯海女では「磯なげき」といっている。
海女の俳句 清月歳時記/野田ゆたか編7月の生活俳句のページです。例句は、インターネット俳句清月俳句会の投句及び廃刊俳誌「引鶴」の雑詠句或いは芭蕉俳句などから有季定型俳句・伝統俳句作品を抽出しています。京都清月庵 木津川市 大阪清月庵 枚方市。編者野田ゆたかは、平成22年1月現在、ホトトギスに投句して指導を仰ぐととも清月句会を主宰している。[季節] 晩夏を主に三夏(7月を主に5月から7月)生活季題[季題] 海女(あま)[副題] 海女の笛(あまのふえ)磯なげき(いそなげき)海に潜り鮑・拳螺などの貝や海藻類を採り生活する女性で夏を最盛期にして春から秋にかけて仕事をする。古くは蜑部(あまべ)と呼ばれる部族の男が今の海女の仕事をしていたが今では廃れた。今では潜るのは女性に限られるようになった。海女には磯海女と沖海女がある。磯海女は陸近く比較的浅い海で大きな桶を浮かべ腰綱を桶に結びつけて潜り単独で漁をする。沖海女は船で沖に出て船に腰紐を結びつけて潜り合図により夫や舸子が引っ張り浮上や乗船の手助けをする。海面に浮き上がった海女たちは口を細めて息を吐き出す。その音を沖海女では「海女の笛」といい磯海女では「磯なげき」といっている。<例句>海女の俳句 新参の海女らしからぬ稼ぎよう 岡村紀洋/海女の俳句 磯笛の細く短き稽古海女 稲福昌一/海女の俳句 漁上手売りも上手な能登の海女 松阪久美子/海女の俳句 潮速し波間に躍る海女の桶 石崎そうびん/海女の俳句 海女小屋に帰り種火を堀り熾す 清水恵山