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[季節] 晩夏を主に三夏(7月を主に5月から7月) 生活季題

[季題] (あせ)

[副題] 汗涼し 汗掻く 大汗  玉の汗 汗噴く 汗入れる
    汗光る 汗ばむ 汗の手 汗拭う 汗の衣 汗しとど
    汗引く 汗忘る 汗水 

    副題『汗涼し』の例句へ 副題『汗掻く』の例句へ
    副題『大汗』の例句へ  副題『玉の汗』の例句へ
 
 我が国の夏は気温も湿度も高くじっと動かずにいても汗がにじむ。

 運動や労働のあとの玉のようにしたたる大粒の汗を「汗の玉」「玉の汗」という。

 「汗みどろ」は総身が汗でぐっしょり濡れることをいう。

 「汗涼し」は汗するもその達成感から汗も苦にならずむしろその汗が涼しく感じるという。
 
 
 
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汗の俳句 清月俳句歳時記/野田ゆたか遍のページです。例句は原則として文語旧仮名遣いで詠まれた有季定型の伝統的俳句を取り上げています。編纂者 野田ゆたかは清月庵主です。[季節] 晩夏を主に三夏(7月を主に5月から7月) 生活季題[季題] 汗(あせ)[副題] 汗の玉(あせのたま)玉の汗(たまのあせ)汗みどろ(あせみどろ)汗の香(あせのか)汗水(あせみず)汗ばむ(あせばむ)汗涼し(あせすずし)▼副題『汗涼し』の例句へ▼副題『汗掻く』の例句へ▼副題『大汗』の例句へ▼副題『玉の汗』の例句へ▼副題『汗光る』の例句へ▼副題『汗の手』の例句へ▼副題『汗しとど』の例句へ▼副題『汗入れる』の例句へ▼副題『汗拭う』の例句へ▼副題『汗の衣』の例句へ我が国の夏は気温も湿度も高くじっと動かずにいても汗がにじむ。運動や労働のあとの玉のようにしたたる大粒の汗を「汗の玉」「玉の汗」という。「汗みどろ」は総身が汗でぐっしょり濡れることをいう。「汗涼し」は汗するもその達成感から汗も苦にならずむしろその汗が涼しく感じるという。<例句>/汗の香の俳句 汗の香に衣ふるはん行者堂 松尾芭蕉/汗の俳句 鞭振れど馬には当てず汗の馭者 舘野翔鶴/汗の俳句 掬ひたる土に敗者の汗涙 稲福昌一/汗の俳句 目の汗を拭いてもらって草むしる 若林柾矢/汗の俳句 汗だくの球児の目指す甲子園 姉歯義ひろ/汗の俳句 裏方に徹する人の汗の美し 西ア佐知/汗の俳句 汗といふ汗を流してしまひけり 池末あけみ/汗の俳句 厨房は主婦の居場所や汗の顔 岩井純子/汗の俳句 火と汗の二人三脚鍛冶職人 久保田昌子/汗の俳句 汗うかべ乳の香のこし嬰眠る  駒田暉風/汗の俳句 脱藩の道辿りゆく子らの汗 永野美智子/汗の俳句 仇きて流れる汗によろこびを 岩本幸子/汗の俳句 寝起きまた悪い子あやす婆の汗 橋本照子/汗の俳句 千度こすガラスの汗か紅に 三浦光芳/汗の俳句 公園の清掃老いの朝の汗 山口丘刀/汗の俳句 能面を外して汗の太郎冠者 瀬尾睦夫/汗の俳句 前後児を自転車にママは汗 足立友彦/汗の俳句 語らいつ励まし合ひて汗の磴 大畠宮子/汗の俳句 これほどの汗を流して地球博 中橋京子/汗の俳句 庭園を巡り来られし汗と見る 野田ゆたか