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[季節] 晩夏(7月)         天文季題

[季題] 夕凪(ゆふなぎ/ゆうなぎ)

[副題] 朝凪(あさなぎ)
 
 
 海岸地帯では昼間の海風から夜間の陸風への変わり際に陸地と海上とが大体等しい気温になって風がぴたりとやむ。

 これが夕凪で瀬戸内海地方で甚だしい。

 風が止まると息づまるような暑さが残り堪えがたくなることがある。
夕凪の俳句 清月歳時記/野田ゆたか編7月の天文俳句のページです。例句は、インターネット俳句清月俳句会の投句及び廃刊俳誌「引鶴」の雑詠句或いは芭蕉俳句などから有季定型俳句・伝統俳句作品を抽出しています。京都清月庵 木津川市 大阪清月庵 枚方市。編者野田ゆたかは、平成22年1月現在、ホトトギスに投句して指導を仰ぐととも清月句会を主宰している。[季節] 晩夏(7月)天文季題[季題] 夕凪(ゆふなぎ/ゆうなぎ)[副題] 朝凪(あさなぎ)海岸地帯では昼間の海風から夜間の陸風への変わり際に陸地と海上とが大体等しい気温になって風がぴたりとやむ。これが夕凪で瀬戸内海地方で甚だしい。風が止まると息づまるような暑さが残り堪えがたくなることがある。<例句>夕凪の俳句 軍港の沖の日蕩け夕凪げる 村上唯志/夕凪の俳句 夕凪や帰漁の蜑の足重し 西川寿賀子/夕凪の俳句 夕凪の沖に動く灯動かぬ灯 近藤清女/夕凪の俳句 夕凪に力を抜きし日影かな 岸野幸子/夕凪の俳句 夕凪の船は入日に消えゆけり 橋本幹夫/夕凪の俳句 夕凪や連絡船を待つ埠頭 野田ゆたか