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[季節] 晩夏(7月2日ごろ)     時候季題

[季題] 半夏生(はんげしやう/はんげしょう)

[副題] 半夏雨(はんげあめ)

 
 夏至から11日目即ち7月2日ごろにあたる。
 
 七十二候の1つとしてこの日から5日間を半夏生と呼ぶ。
 
 この時期に半夏(からすびしゃく)という毒草が生えるというのが語源という。
 
 かつてはこの日までに田植を終えるものとされていた。
 
 この日の雨を「半夏雨」といい毒気を降らせ大雨や出水をもたらすと怖れられこの間畑のものである野菜を断つ習慣などがあった。

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半夏生の俳句 清月俳句歳時記7月の俳句、時候俳句のページです。例句は、インターネット俳句清月俳句会の投句及び廃刊俳誌「引鶴」の雑詠句或いは芭蕉俳句などから有季定型俳句・伝統俳句作品を抽出しています。京都清月庵 木津川市 大阪清月庵 枚方市。編者野田ゆたかは、平成22年1月現在、ホトトギスに投句し指導を仰ぐとともにインターネット俳句「清月」を主宰しています。[季節] 晩夏(7月2日ごろ) 時候季題 [季題] 半夏生(はんげしやう/はんげしょう) [副題] 半夏雨(はんげあめ)夏至から11日目、7月2日ごろにあたる。七十二候の1つとしてこの日から5日間を半夏生と呼ぶ。かつてはこの日までに田植えを終えるものとされた。またこの日はさまざまな禁忌があり、物忌みをする風習があった。この日の雨を「半夏雨」といい、毒気を降らせ大雨や出水をもたらすと怖れられ、この間野菜を断つ習慣などがあった。解体のされる隣家や半夏生 松山寿美の俳句 北海の蛸も又よし半夏生 飯岡良一の俳句 砂文字を波が消し行く半夏生 加藤哲夫の俳句 魚店に蛸顔利かす半夏生 吉岡英平の俳句 母偲ぶ麦餅の味半夏生 吉野濃菊 遠山の雲這ひ上がる半夏生 上杉マサ 師の病めば訪ひて寂しき半夏生 本郷智子 久々の日差しうれしき半夏生 川口善美 半夏生故郷の母より黄粉餅 夏目泰果 石亀ののつそり畠に半夏生 梅川沢子 傘差して真夜中を行く半夏生 橋本幹夫 追伸のついつい長し半夏生 山田和江 半夏生狭庭明るき千の風 岸野幸子 点滴の夫の手白し半夏生 田中由美子 屋台村ガス燈匂ふ半夏生 阿部和雄 お向かひの解体始むる半夏生 池下よし子 切抜が日課となりて半夏生 栗林清瑳 半夏生悲恋伝へし小町塚 細身友来 わが町の暁晴るる半夏生 野田ゆたか『半夏生』の俳句ページのアドレス