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[季節] 晩冬（１月） 植物季題
[季題] 寒椿（かんつばき）
[副題] 冬椿（ふゆつばき）
椿は春の花であるが早咲きは寒のうちから咲き出す。
この寒の内に咲く椿を寒椿又は冬椿と呼んでいる。
寒椿という種類の木があるのではないことにご注意ください。
枯木や常磐木の中に１点の紅を点じ凛としているところなどに趣がある。
園芸品種に山茶花のように花弁が散る「寒椿」という名のものもある。
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寒椿の俳句 清月俳句歳時記植物俳句１月のページです。例句は、有季定型俳句・旧仮名遣い・伝統俳句をアップしています。編者野田ゆたかは、平成２２年１月現在、インターネット俳句「清月」を主宰しています。 [季節] 晩冬の俳句（１月の俳句） 植物季題 [季題] 寒椿（かんつばき） [副題] 冬椿（ふゆつばき） 椿は春の花であるが、早咲きは寒のうちから咲き出すことからこれを寒椿、又は冬椿と呼んでいる。 寒椿という種類の木があるのではない。枯木や常磐木の中に１点の紅を点じ、凛としているところなどに趣がある。 園芸品種の一つに、山茶花のように花弁が散る「寒椿」という名のものもある。／寒椿の俳句 岬鼻の粗なる岩間に寒椿 稲福昌一／寒椿の俳句 名刹の斉庭彩どる寒椿 松山寿美／寒椿の俳句 一輪になごむ茶室の寒椿 姉歯義ひろ／寒椿の俳句 悲しみを口には出さず寒椿 堤二青／寒椿の俳句 紅清し只一輸の寒椿 宇都宮美智子／寒椿の俳句 伊部焼にひともと赤し寒椿 有馬やよこ／寒椿の俳句 一輪のただよふ気品寒椿 林 雄次郎／寒椿の俳句 黒潮を足下の宮の寒椿 東 嘉子／寒椿の俳句 蕊深く日を吸ふ一花寒椿 市原遊亀／寒椿の俳句 たずね来てまず庭先の寒椿 志村万香／寒椿の俳句 庭の隅一樹華やぐ寒椿 山口美琴／寒椿の俳句 閉ざされし門から覗く寒椿 綾井美／寒椿の俳句 くれないの彩り深め寒椿 後藤允孝／寒椿の俳句 寒椿狭庭を飾る二輪かな 樋口千恵／寒椿の俳句 古備前の壺に火襷寒椿 石崎そうびん／寒椿の俳句 寒椿釜掛け友と静心 津田喜美／寒椿の俳句 夫の忌を修す一枝の寒椿 藤戸寿枝／寒椿の俳句 寒椿寺苑の黙をほどきゆく 野田ゆたか
の俳句 清月俳句歳時記 俳句のページです。例句は、インターネット俳句清月俳句会の投句及び廃刊俳誌「引鶴」の雑詠句或いは芭蕉俳句などから抽出しています。有季定型俳句 伝統俳句の歳時記のページです。編者野田ゆたかは、平成２４年１月現在、インターネット俳句「清月」を主宰しています。例句は、松尾芭蕉を除き現在活動中の作家の俳句から抽出しています。