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[季節] 晩冬(1月)         地理季題
 
[季題] 寒の水(かんのみづ/かんのみず)
 
[副題] 寒九の水(かんくのみづ/かんくのみず)
 

 寒中に汲んだ水は冷たく澄み渡り研ぎ澄まされたかのようである。
 
 この水には神秘的な効力があるとされ滋養強壮のために飲んだり酒造や布を晒すのに用いられたりする。
 
 また寒に搗いた餅を寒の水に浸けておくと悪くならないという。
 
「寒九の水」は寒に入って9日目の水でことに滋養に富むといい湯茶などの飲用や服薬水に用いられたりする。
 
 
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寒の水の俳句 清月俳句歳時記/野田ゆたか遍のページです。例句は、インターネット俳句清月俳句会の投句及び廃刊俳誌「引鶴」の雑詠句或いは芭蕉俳句などから抽出しています。例句は原則として文語旧仮名遣いの有季定型俳句を取り上げています。清月の所在地 大阪府枚方市[季節] 晩冬の俳句(1月の俳句)地理季題[季題] 寒の水(かんのみづ/かんのみず)[副題] 寒九の水(かんくのみづ/かんくのみず)寒中に汲んだ水は冷たく澄み渡り研ぎ澄まされたかのようである。この水には神秘的な効力があるとされ滋養強壮のために飲んだり酒造や布を晒すのに用いられたりする。また寒に搗いた餅を寒の水に浸けておくと悪くならないという。「寒九の水」は寒に入って9日目の水でことに滋養に富むといい湯茶などの飲用や服薬水に用いられたりする。副題『寒の水』の例句ページへ リンク/寒の水の俳句 御手洗に謹しみ掬ぶ寒の水 山ロ正秋/寒の水の俳句 寒の水一気に呑みて自若たり 西ア佐知/寒の水の俳句 五臓六腑一気に律す寒の水 門田窓城/寒の水の俳句 苔鎧ふ不動に捧ぐ寒の水 西村舟津/寒の水の俳句 急燈を喘ぎ登りて寒の水 吉井竹志/寒の水の俳句 寒の水とばして生簀籠洗ふ 岡村紀洋/寒の水の俳句 寒の水以外に温し金龍井 池田幸恵/寒の水の俳句 寒の水一気に昨夜の酔醒ます 稲福昌一/寒の水の俳句 うがいするコップに満てり寒の水 瀬尾睦夫/寒の水の俳句 お薬師の井に掬びたる寒の水 伊藤悦子/寒の水の俳句 鉢植に少し注ぎし寒の水 加藤ひかり/寒の水の俳句 寒の水龍の口より賜ひけり 池下よし子/寒の水の俳句 男には喉仏有り寒の水   橋本典子/寒の水の俳句 寒の水川海苔採りの手鉤竿 戸本文雄/寒の水の俳句 浄水器朝一番の寒の水 山口美琴/寒の水の俳句 つくばひの底の透けたる寒の水 山縣伸義/寒の水の俳句 寒の水満々として淀昏るる 水野良子/寒の水の俳句 登り来て山にもらひし寒の水 川崎郁子/寒の水の俳句 寒の水満たして茶屋の豆腐桶 野田ゆたか