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[季節] 晩冬(1月)                    天文季題

[季題] 寒の雨(かんのあめ)

[副題] なし。
 
 
 寒の内に降る雨のこと。

 「冬の雨」のなかから「寒の雨」と分けて季題になるのはそれだけ厳しい感じがするからであろう。
 
 寒の九日目に降る雨を「寒九の雨」という。

 寒九の雨は豊年の兆しとされている。
寒の雨の俳句 清月俳句歳時記時候俳句1月のページです。例句は、有季定型俳句・旧仮名遣い・伝統俳句をアップしています。編者野田ゆたかは、平成22年1月現在、インターネット俳句「清月」を主宰しています。noda yutaka  [季題] 寒の雨(かんのあめ)[副題] なし。寒の内に降る雨のこと。「冬の雨」のなかから「寒の雨」と分けて季題になるのはそれだけ厳しい感じがするからである。寒の九日目に降る雨を「寒九の雨」という。 寒九の雨は豊年の兆しとされている。▲寒の雨の俳句 源平の庭を鎮めし寒の雨 稲福昌一▲寒の雨の俳句 寒の雨地蔵に赤きすげの笠 姉歯義ひろ▲寒の雨の俳句 子らの声絶へし路地裏寒の雨 宇都宮美智子▲寒の雨の俳句 淡墨に煙る塔影寒の雨 西村舟津▲寒の雨の俳句 友の通夜靴音消ゆる寒の雨 阿部和雄▲寒の雨の俳句 菜畑に恵みとなりし寒の雨 正木和子▲寒の雨の俳句 香煙の真つ直ぐのぼる寒の雨 野田ゆたか