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[季節] 新年(1月1日又は2日の夜) 生活季題
 
[季題] 宝船(たからぶね)
 
[副題] なし。
 
 
 元日又は2日の夜に枕の下に宝船の図を敷いて寝てめでたい夢を見るとその夢が幸運のお告げと言われている。
 
 宝船の図は帆を張った船に宝物を積み七福神が乗ったものが多い。
 
 この図には廻文(かいぶん)の歌「長き世(夜)のとをのねぶりの皆めざめ波乗り舟の音のよきかな」が書き込まれる。
 
 江戸では元日から宝船の図を売り歩かれていたという。
 
 宝船の図で悪夢を見たときは翌朝早く川へ流したという。
清月俳句歳時記 [季節] 新年(1月1日又は2日)生活季題[季題] 宝船(たからぶね)[副題] なし。 元日又は2日の夜に枕の下に宝船の図を敷いて寝てめでたい夢を見るとその夢が幸運のお告げと言われている。 宝船の図は帆を張った船に宝物を積み七福神が乗ったものが多い。 この図には廻文(かいぶん)の歌「長き世(夜)のとをのねぶりの皆めざめ波乗り舟の音のよきかな」が書き込まれる。 江戸では元日月から宝船の図を歩いた。このたからぶねで悪夢を見ると翌朝早く川へ流した。<例句>宝船の俳句 夫描く宝船もて友見舞ふ 山本宏子。宝船の俳句 まどろめば夢の港へ宝船 瀬尾睦夫。