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昭和天皇さま御崩御
[季節] 新年(1月第4土曜日)    生活季題

[季題] 奈良の山焼(ならのやまやき)

[副題] お山焼(おやまやき)
 
 
 1月の第4土曜日に行われる。雨天の場合は1週間後の土曜日に行われる。

 古くは1月15日或いは2月11日に行われていた。

 当日は夕刻東大寺や興福寺の僧が僧兵姿をして春日大社の神火を松明に移して手に手に携え打揚花火の合図とともに山麓から一斉に点火する。

 点火された火は花火の連打に誘われるかに横に広がり頂きに向かって這い上る。
 
 俳句で単に「山焼」と詠むと飼草や山菜類の発育を促し害虫を駆除するための山焼の意となり別題となる。
 
 俳句では奈良の山焼は山焼に「お」を
冠して「お山焼」と詠み習わされている。
平成元年の句
奈良の山焼きの俳句 清月俳句歳時記/野田ゆたか編 新年の生活俳句のページです。例句は、インターネット清月俳句会の投句及び廃刊俳誌「引鶴」の雑詠句或いは芭蕉俳句などから抽出しています。有季定型俳句 伝統俳句の歳時記のページです。編者野田ゆたかは、平成24年1月現在、インターネット俳句「清月」を主宰しています。 [季節] 新年(1月第4土曜日)生活季題[季題] 奈良の山焼(ならのやまやき)[副題] お山焼(おやまやき)1月の第4土曜日に行われる。雨天の場合は1週間後の土曜日に行われる。古くは1月15日或いは2月11日に行われていた。当日は夕刻東大寺や興福寺の僧が僧兵姿をして春日大社の神火を松明に移して手に手に携え打揚花火の合図とともに山麓から一斉に点火する。点火された火は花火の連打に誘われるかに横に広がり頂きに向かって這い上る。手に手に携え合図とともに山麓から一斉に点火する。俳句で単に「山焼」と詠むと飼草や山菜類の発育を促し害虫を駆除するための山焼の意となり別題となる。奈良の山焼は「お」を冠して「お山焼」と詠み習わされている。<例句>▼奈良の山焼きの俳句 お山焼き果てて星空生れけり 稲福昌一▼お山焼きの俳句 お山焼済みし安堵の古都の空 西村舟津▼奈良の山焼きの俳句 天平の闇垣間見るお山焼 川上真太郎▼お山焼きの俳句 昨夜よりの雨に順延お山焼 森田勝彦▼お山焼きの俳句 お山焼音をなくして火の登る 野田ゆたか