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[季節] 新年             生活季題

[季題] 餅花(もちばな)

[副題] 繭玉(まゆだま)
 
 
 小正月の飾物の一つで1月14日に紅白の餅を小さく刻んで稲を模した柳・榎などの枝に挿して神前に供えたり神棚近くの柱などに飾り豊作を祈る。
 
 近年は大判小判や宝船も金銀の箔で作って下げたり餅ではなく団子を小さく丸めてつけたりして華やかに飾るものもある。
 
 「繭玉」の名は養蚕の盛んな地方で米粉で繭の形を作ってつけたことからこう呼ばれた。

 現在では商売繁盛の客寄せの縁起物として元日から商店や料亭などで新年の装飾として用いられる。
餅花の俳句 清月俳句歳時記 新年の生活(人事)俳句のページです。例句は、インターネット俳句清月俳句会の投句及び廃刊俳誌「引鶴」の雑詠句或いは芭蕉俳句などから抽出しています。有季定型俳句 伝統俳句の歳時記のページです。編者野田ゆたかは、平成24年1月現在、インターネット俳句「清月」を主宰しています。[季節] 新年生活季題[季題] 餅花(もちばな)[副題] 繭玉(まゆだま)小正月の飾物の一つで1月14日に紅白の餅を小さく刻んで稲を模した柳・榎などの枝に挿して神前に供えたり神棚近くの柱などに飾り豊作を祈る。近年は大判小判や宝船も金銀の箔で作って下げたり餅ではなく団子を小さく丸めてつけたりして華やかに飾るものもある。「繭玉」の名は養蚕の盛んな地方で米粉で繭の形を作ってつけたことからこう呼ばれた。 現在では商売繁盛の客寄せの縁起物として元日から商店や料亭などで新年の装飾として用いられる。▼まゆ玉の俳句 繭玉のゆるると楽屋鏡見る 舘野翔鶴▼繭玉の俳句 繭玉を垂らして古き太柱 西ア佐知▼餅花の俳句 餅花を挿す天井の高さかな 松山寿美▼繁昌亭の俳句 繁昌亭寄席の餅花はなやぎて 池下よし子▼餅花の俳句 餅花の軒にさゆれる繁昌亭 大畠宮子▼繭玉の俳句 繭玉のおもちゃづくしとなる吾が家 阿部和雄▼餅花の俳句 餅花の明けゆく光り柔らかき 野田ゆたか