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[季節] 新年             生活季題

[季題] 太箸(ふとばし)

[副題] 柳箸(やなぎばし)  箸紙(はしがみ)
 
 
 新年の膳に用いられる白木の太い箸。
 
 多く柳で作られ家族それぞれの名を書いた祝箸紙に入れて出されたりする。
 
 武家では箸が折れるのは落馬の前兆として忌むため新年の箸は折れないように太くしたことがもとになっている。
 
 地方では小正月の小豆粥に太箸を用いる所もある。
太箸の俳句 清月俳句歳時記新年の生活俳句のページです。例句は、インターネット俳句清月俳句会の投句及び廃刊俳誌「引鶴」の雑詠句或いは芭蕉俳句などから抽出しています。編者の野田ゆたかは、平成22年1月現在、ホトトギス及び未央で指導を仰ぐとともにインターネット俳句「清月」を主宰しています。[季節] 新年生活季題[季題] 太箸(ふとばし)[副題] 柳箸(やなぎばし)箸紙(はしがみ) 新年の膳に用いられる白木の太い箸。多く柳で作られ、家族それぞれの名を書いた祝箸紙に入れて出されたりする武家では箸が折れるのは落馬の前兆として忌むため、新年の箸は折れないように太くしたことがもとになっている。地方では小正月の小豆粥に太箸を用いる所もある。箸紙の俳句 箸紙の数も同じく字も太く 土井木賊太箸の俳句 太箸を仕切る妻の座確かなり 岩井純子箸紙の俳句 箸紙や八十路の夫の名を確と 辻多津子箸紙の俳句 箸紙に書かれし我が名おじいちゃん 稲福昌一箸紙の俳句 箸紙の墨の香匂ふ神の棚 嶋きさ子太箸の俳句 左手に太箸握る末の孫 前川嘉風箸紙の俳句 筆馴し先ずは吾が名を箸紙に 野田ゆたか