4/6
三重県在住の俳人 後藤允孝の句集「花筏」の第4ページです。/夏雲の俳句 夏雲の沖で湧き立ちゆく高さ/西日の俳句 ブラインド一気に降ろし西日断つ/潮焼けの俳句 潮焼に背中がもえて眠れぬ夜/秋に入るの俳句 若者の町のファッション秋に入る/朝顔の俳句 朝顔の雨に冴えたる濃紫/滴りの俳句 一滴の滴りやがて大河なる