像の耳
インターネット句集
橋本幹夫 第2句集
平成21年中の詠句から 35句
読売俳壇 平成20年10月 特選
【小澤 實評】
 
 象の耳に何か語るかのように近づく秋蝶。
 象はくすぐったいだろうか、どう聞こえているのだろうか。
 秋の澄んだ空気の中であるから成立する句。「秋蝶」がうごかない。

【幹夫コメント】
 
 インド発祥の寓話に「群盲象を評す」という、数人の盲人が象の一部だけを触って感想を語り合うがある。晩秋の蝶は大きな象の福耳を如何に見ているのだろうか。
0723bb.gif 2302b-4.gif
橋本幹夫
岡山市
1/7
橋本幹夫の第2句集句集 象の耳のトップページです。橋本幹夫第2句集/・秋蝶の俳句 秋蝶のつかず離れず象の耳/【幹夫コメント】インド発祥の寓話に「群盲象を評す」という、数人の盲人が象の一部だけを触って感想を語り合うがある。晩秋の蝶は大きな象の福耳を如何に見ているのだろうか。