七



1995/04
紙風船
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4月の俳句。若葉の俳句 観光の舟路つづきし芦若葉。春昼の俳句 春昼や受講の一人俯きて。桜散るの俳句 野球部のシートノックに桜散る。みどりの日の俳句 厨子の供花白がちにしてみどりの日。風船の俳句 紙風船壊れぬほどに打上げる。夏蜜柑の俳句 夏蜜柑ごろりと妻の気がかはる。初蝶の俳句 初蝶の羽を休めて影を持つ。清月庵主 野田ゆたか。