五



1993/11
木の葉髪
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平成5年11月の俳句。冬の街の俳句 また一つ座の閉ざされて冬の街。冬の駅の俳句 ラッシュ時のひと時過ぎて冬の駅。落葉の俳句 稲荷社に落葉積む音踏める音。麦撒きの俳句 烏もう蒔かれし麦を知つてをり。小春の俳句 縁に出て足の爪つむ小春かな。木の葉髪の俳句 解決の労には触れず木の葉髪。立冬の俳句 去れるもの風の如くに冬に入る。清月庵主 野田ゆたか。