元



1989/06
梅雨雲
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6月の俳句。 七変化の俳句 七変化雨を親しきものとして。 蝶の俳句 前身を誰も語らず揚羽蝶。 梅雨の俳句 梅雨雲を軽く受止め鳶の者。 苔の花の俳句 木洩日の影穏やかに苔の花。 夏至の俳句 目覚よき顔して夏至の朝茶かな。 薮蚊の俳句 藪蚊まづ払ひて読める碑文かな。 暑しの俳句 対局を制し暑さに負けてをり。 清月庵主 野田ゆたか。